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◆さすらいの傍聴人が見た【女のY字路】第31回

不倫相手の出張中にうっかり他の男とセックス、一転レイプされた! 虚偽告訴罪で逮捕


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*イメージ:『結局、自分のことしか考えない人たち』 著:サンディ ホチキス

 法廷で見ていると、女はウソをつき通すことが多い。と過去の記事でも書いているかもしれないが、特に男がらみとなると、その程度はハンパない。

 合意の上で男とセックスしたのに「レイプされた」と警察に親告して、ちょっと珍しい「虚偽告訴」の罪で逮捕、起訴されたS子(当時54)。女の被告人、プラス珍しい罪名、ということで東京地裁の法廷は傍聴人でいっぱいだった。

 そもそもなぜS子は、そんなウソの親告をしたのだろう?

 彼女は不倫相手Aの海外出張中、うっかり別の男とセックスしてしまった。隠していたものの、Aにケータイを見られ、バレてしまう。そこで「レイプされた」とウソをついたら「警察に行った方がいい」と言われ、引っ込みがつかなくなった......ということらしい。

 S子は50代ながら、歳より軽く10歳は若く見えるセクシー系美女。ピチピチスーツに、ロングヘアをまとめ(白髪ゼロ)、高くて小さな声に上品な言葉遣い。しかも、セクシーなだけじゃなく、やり取りの内容から察するに、いくつかビジネスを立ち上げたりもしているようで、全身から仕事できますオーラが漂っている。確かに今でも十分、モテるだろうなぁ。

 情状証人として、9年前に離婚した元夫も出廷。離婚の際に引き取った子どもらと暮らす元夫は、現在、自宅にS子を住まわせているという。

「私は会社をいくつかやってるので、それを通じて支援していければと。今後、このようなこと、起こさないよう注意監督していきたい。家もそこそこ広く、子どもも同居しておりますし、子どもの前で、同じことをするようなことは絶対ないと思います」

 太っ腹に今後の支援を約束。別れた夫からもこんなに面倒を見てもらえるとは、なかなかの魔性ぶりだ。

 当のS子はウソの親告をした理由について、こう語る。

「Aに『あの日誰とどこにいたか全部言え』と言われて、話しました......。次の日、喫茶店でこの話をしていたら、外に停めていたAの車を警察に持って行かれました。私はセックスしたときに抵抗しなかったし、強姦という気持ちもありませんでした。告訴する気持ちはなかったのですが、Aに『お前のせいで車を持っていかれた。警察に行って"強姦された話をしてて車を持って行かれた"と言ってこい』って言われて......。Aは暴力を振るうので怖かった」

また、「セックスは私から積極的に誘っていません」とも述べていた。

しかしこれを許さないのが検察官だ。

検察官「あなたね、Aに言われて親告したって言ってるわりにね、24ページもの調書、かなり長くて詳細なんですよ! Aが作ったストーリーを1人で話したんですか?」
S子「......そうですね」
検察官「あなた、1月に逮捕されてからも、ウソの話だと認めてなかったね?」
S子「私は、あの......」

 要するに逮捕されてもしばらくは「強姦された」と言い張っていて、最近になって「Aに言われたから親告した」と話を変えたようだ。ハッキリしない供述に検察官も声を荒げる始末。一番かわいそうなのは、相手の男性だ。S子のウソの親告により、一時は逮捕拘留されたという。さらに「レイプされた」と民事訴訟まで起こされたというから、大変すぎる(S子が敗訴)。逆に男性が、賠償を求めて起こした訴訟でS子は謝罪もしていない。

「酌量の余地はない。合意の上でセックスしておきながら、Aに知られ、別れられると思い、ウソをついた。Aとの不倫関係を維持するため、男性を犠牲にした。
被告人は『Aの暴力を受けてボロボロになっていた』『つい男性の誘いに応じた』と気の迷いであるかのように述べているが、Aへのメールではボロボロになっていた様子は微塵もなく、男性や、お店のバーテンダーによれば『S子さんは男性が誘う前から、男性の股間近くに手を当て続けていた』と言っており、暗に誘っていたとも言える」

 と、検察は懲役2年を求刑。
 
本命の男に浮気がバレたくなかったという女心は分からなくないけど、そのために民事訴訟まで起こすっていう神経は、ちょっと分からない。

 そんな、本命だったAのことを法廷では「許せない部分がたくさん見えてきた。もう二度と関わりたくない」とこき下ろしていたS子。なんか、関わった男性みんなが、ちょっと気の毒になってしまった。

 今は元夫のところで、静かに暮らしているのだろうか......。
(文=高橋ユキ)

高橋ユキ(たかはし・ゆき)
裁判所で出会った面々と、女だけの傍聴グループ「霞っ子クラブ」を結成し、ブログ「霞っ子クラブの裁判傍聴記」を開設(現在は閉鎖)。書籍は『霞っ子クラブ~娘たちの裁判傍聴記』(新潮社)ほか、『あなたが猟奇殺人犯を裁く日』(扶桑社新書)など。好きな食べ物は氷。

『夢レイプ』 夏川ローサ


なんちゅータイトルだ。同タイトルの写真集も昔あったけど

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