大手芸能事務所がアメブロ撤退!! 芸能界初の自社SNSは成功するのか?

 上戸彩や米倉涼子などのタレントが所属する大手芸能事務所オスカープロモーション(以下、オスカー)が所属タレントのブログをアメーバブログなどのレンタルサービスから移籍させる動きがある。移籍先はオスカーが運営・管理する「be amie」というSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)サイトだ。

 今やタレントのブログと言えば、ただの日記ではなく、結婚や休業といった重大発表の場としての活用も一般的になっており、多くのメディアでもタレント自身が書いた記事をタレントの公式見解、意見としてとらえ報道している。

 しかし、チェックの甘い事務所では、タレントが作成した文面をそのまま掲載してしまいトラブルに発展することも多い。最近でもモーニング娘。6期メンバーの亀井絵里が、ブログに韓国人を揶揄した写真を他のメンバーのブログに載せたことで批判を浴び、謝罪文を掲載した。他にも、アニメ『ワンピース』(フジテレビ系)の声優だったいまむらのりおが、ブログにわいせつな写真を載せ逮捕されるという事件も起こっている。また、2009年には芸人のスマイリーキクチが、とある事件の主犯格であるという内容をブログのコメント欄に連日書き続けられ、コメントを投稿した一般人を名誉毀損で訴えるという事件も発生している。

 このような事態に対し、アメーバブログなどはタレントブログを24時間体制で管理し、誹謗中傷と思われるコメントを発見すると即時に削除するなどの対応をすることになった。今回移籍することで、オスカーは今後自社が管理するためコメントのみならず、タレント本人がアップした”マズイ”発言や写真などを外部を通さずに迅速に削除できるようになる。加えて、このSNSを利用したビジネス展開も考えられているという。

「タレントのみならず『あいのり』(フジテレビ系)で有名になった桃や若い女性に人気の読者モデルなどの人気ブロガーは、商品の紹介記事をブログにアップし、紹介料を得ています。しかし、外部の会社が運営しているブログでは仲介料などが引かれてしまう。そこで、今回オスカーのSNSを作った目的のひとつは商品紹介で得られるお金を直接クライアントから得るという目的もあるのでしょう」(芸能関係者)

 芸能界で初めて自社運営のSNSを立ち上げたオスカープロモーション。大手芸能プロダクションが作る新しいwebビジネスモデルが、芸能人を集め成功しているアメーバブログなどに取って変わることになるのか、注目を集めるところだ。

上戸彩写真集 『North East West』

 
「aya’s voice」の復活を!

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