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岡村不在でも"めちゃイケ"人気の秘密とイマイチパッとしない"はねトビ"の格差


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DVD『はねるのトびら IV』

 人気バラエティ番組『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)が、長期療養中のナインティナイン岡村隆史の穴を埋めるべく、新人発掘オーディションを敢行したのは先月の30日。出来レースだとか新鮮味がないとか揶揄されながらも、新メンバーには、人気若手コンビのジャルジャルを筆頭に、若手女性芸人のたんぽぽ、タレントの重盛さと美、モデルの敦士、素人代表の三中元克が無事加わった。

 13年以上にもわたって土曜の8時というバラエティー番組の王道を担ってきた人気番組だけに、その動向は世間の熱い注目を集めるかと思われたが、視聴率的にはいささか寂しい結果となったようだ。

「長年、不動の土8を担ってきた人気番組の『めちゃイケ』ですから、普段でも15%から20%という高視聴率を稼ぎます。夏以降の岡村不在の時期ですら、あまり変わらない数字を出し、その人気の高さを裏付けています。しかも今回の大々的なオーディションSPでも平均で18%以上という、最近のバラエティーでは高いと言っていい視聴率でした。ただ、番組関係者の面々はこの数字に納得してないようです。過去には30%を越える数字を出したこともある番組ですからね。それに、今回のオーディションSPで、『めちゃイケ』という番組が新しい層に響かないということもはっきりしてしまいました。どんなにSPを企画しても、普段と変わらない数字しか出ないわけですから。それは、岡村不在というピンチにおいても決して離れることのないファンがいることも示しているといえますが、以前のような誰彼構わず巻き込むような爆発的人気番組になることは、もうないということです」(芸能関係者)

 世間にどこまで浸透しているかは分からないが、業界には"めちゃイケ信者"という言葉がある。簡単にいえば、めちゃイケという番組をとてつもなく愛し、あたかも自分がその一員であるかのように錯覚し、育った世代のことだ。そして、そんな信者がもっとも多くいるのが、当然のことかもしれないが、まだデビューも出来ないような若手の芸人たちだ。

「イマドキの芸人を目指す若い子の動機は"めちゃイケが好きで"というものが圧倒的です。どんな世代にも、漫才世代とか、とんねるず世代とか、ごっつ世代とか言われるものがあるのでしょうが、めちゃイケ世代に関しては、その割合がかなり高いですよ。きっとそれは番組の構成に原因があると思うんです。基本的にめちゃイケというのは、エースの岡村を後方支援するその他の出演陣という形で構成されてます。だから、見ている自分もその後方部隊の一人になりやすいんじゃないでしょうかね。先陣で戦っている岡村を支援する補給部隊の一員のようなね。そういう錯覚が、めちゃイケの人気を支え、また、めちゃイケ教の根幹を成しているのだと思います」(放送作家)

 長年放送されているテレビ番組に固定のファンというものは付き物だ。固定のファンなくして、長期的に高い視聴率を維持するのは難しい。どんな番組もそんなファン層獲得のために奔走し、長寿番組を目指している。

「熱狂的な固定ファンの獲得には成功したものの、その成功の源であった岡村が、現在長期のリタイヤ中で、しかも復帰の目処すらたっていないわけですから、関係者としてはかなり焦っている状況だと思います。そんな中でオーディションを敢行したと思うんですが、それもイマイチでしたから。今後、岡村不在の穴をどう埋めてくるのか、それが気になりますね」(前同)

 めちゃイケのエースとして芸能界のトップ集団にまで上り詰めたナイナイ岡村だが、今年の6月に体調を崩したとして舞台を降板、7月に所属事務所から長期の休養を発表され、現在に至るまで復帰の予定は立っていない。

「この業界にいると少しは風の噂で、その動向が分かるものですが、岡村に関してはまったく情報がありません。こうなると心配というより不思議ですよ。うつ病説も根強いですが、単純にただテレビに出たくないとかそういった理由なんじゃないですか」(前同)

 岡村の復帰がいつになるのか、かなり近しい人物でも分からないという。ただ、そんな状況にあってもめちゃイケの人気は変わらない。それは、これまで番組が培ってきた"めちゃイケ教"の教えが力強いからなのだろう。

 一方で、恒久的なファンの獲得に苦戦しているのが、めちゃイケの姉妹番組とされる『はねるのトビラ』(フジテレビ系)だ。こちらも、めちゃイケ同様に、深夜枠から徐々に時間帯を上げて、水曜日の8時放送というゴールデンタイムに進出した人気バラエティ番組なのだが、そのレギュラー陣の不甲斐なさに、業界ではすでに数年前から"はねトビ"限界説が噂されている。前出の放送作家は、キングコングを始めとする彼らの活躍は甚だ残念だとため息を漏らす。

「とにかく今流行の草食男子というか、上に行こうとか、もっと面白いことをやろうとかいう意識が薄いみたいです。最近ではプライベートを優先しているのか、考えるのが面倒なのか、オリジナルのコントも滅多に作りませんし......。深夜枠で頑張っていた頃は新世紀を担う若手芸人が出てきたとして、業界内でも評判だったんですけど、最近はめっきりですよ。にも関わらず、すでに大物気取りで、スタジオでのコーナー企画をただ収録しているだけという始末です。最近ではお笑いブームもすでに沈静化しています。このまま行けば、間違いなく静かな幕引きを迎えなければいけなくなるでしょうね」(前出)

 いつの時代も新しい笑いを生み出すのは若手であり、80年代90年代のとんねるずにしろダウンタウンにしろ、彼らはその時代の大物芸人たちに立ち向かってきた。だが21世紀に入って新しい笑いの新旗手として期待された"はねトビメンバー"は、どうだったのか。頭打ちの芸能界で、大物を食うのが難しければ、『めちゃイケ』のように独自の路線を歩めば、今のような中途半端な状況にはならなかっただろう。

 ゴールデンタイムのレギュラー番組を持ちながら、未だに個々の活躍が伺えない"はねトビメンバー"の不甲斐なさの原因は、ひとえに大物へ気づかいが挙げられる。今年の24時間テレビではこんな場面があった。

 ご存知のように、メイン司会は島田紳助。いくつもの冠番組をもつ、芸能界の大御所の一人だ。そんな彼の司会するフジテレビの一大イベント24時間テレビでコーナー出演を果たした"はねトビメンバー"。だが、とにかく紳助に気を遣う場面が多く、見ているこっちが恥ずかしくなった。

 たとえば、紳助が、なぜかメンバー中唯一喋りの立たないドランクドラゴンの鈴木にピンマイクがついていることをツッコんだ際、もう一人ピンマイクのついていたキングコング梶原が、そそくさと自分のマイクを外し、ポケットにしまったりした。それに気付いた紳助は「なんでお前まで外すんや」と梶原にツッコんだのだが、梶原曰く「いや、紳助さんが、鈴木をいじっていたんで、自分にはついていないほうがいいかと......」。紳助のツッコミを正当化するために自分のピンマイクを外したという梶原。しかもその様子は画面に映りながら、紳助にばれないように急いでピンマイクを外すという醜態、見ていて痛々しいほどだった。いくら相手が大物だといっても、そんなに気を遣って笑いを生み出すことなどできるはずもない。

「とんねるずにしろ、ウンナンやダウンタウン、ナイナイも含めて、バラエティのフジとしては、深夜からゴールデンに進出したタレントは、必ず売れてきたという実績がありますから、はねトビのメンバーにもそうなってほしいのでしょう。ですがそれもそろそろ限界なのではないでしょうか。局側としてもそれは考えているようで、今秋からは深夜番組でコントに定評のある芸人を揃えて、『ピカルの定理』という番組を始めています。彼らの人気は間違いなくあがるでしょうから、いずれ23時台、そしてゴールデンへと進出する可能性は高いです」(前出)

 そのとき取って代わるのが『はねるのトビラ』なのではないかとこの放送作家は言う。さらに、はねトビメンバーと同世代であるピースや平成ノブシコブシ、モンスターエンジンらには、その苦節時代に磨いたコントの実力があり、それがなによりの強みだという。

「すでに5年も前からゴールデンで番組をやっているはねトビメンバーとは、人気も知名度もギャラも違います。それが大きなモチベーションとなっているのは間違いないでしょうね。しかも今のはねトビの悪い噂も聞いているでしょうから、必死にオリジナルコントを作ってくるんじゃないですかね。それが『ピカルの定理』の成功につながるはずですよ。しかも彼らよりだいぶ若い世代になるハライチの参加は大きい。なんとってもハライチはノリボケという画期的なスタイルを確立した実力のある若手コンビですから。そういったお互いの刺激は番組の質を向上させますよ」(前出)

『はねるのトビラ』の最大の弱点はメンバーの仲が良すぎることだとこの放送作家は語る。プライベートでも親交の深いメンバー同士では、どうしても馴れ合いになって刺激的なものは生まれない。

 お笑いバブルの崩壊は若手芸人の大量消費時代を迎えた。そんな消費時代に『はねるのトビラ』という番組は岐路に立たされている。ゴールデンでレギュラーをやっているという自負や誇りはあるだろうが、それでも彼らはまだまだ若手芸人の部類だ。自分で天下を取れないのなら、これからの芸能界を生き残るのに、いくら消費されても食い尽くされない強靭な肉体が必要だ。果たして彼らにそれがあるのかは疑問だが、馴れ合いで人気が継続するほど今のお笑い界は甘くない。完全な実力主義の時代はもうすでに到来している。
(文=峯尾/http://mineomineo.vox.com/

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