ダル&紗栄子、リア・ディゾン……”勘違いデキ婚”からのスピード離婚の理由

pureleah.jpgリア・ディゾン写真集『ピュアリア!』集英社

 11月、どうやら芸能界には離婚寒波が到来したようだ。黒船アイドルとして一世を風靡し、ファンの前での衝撃デキ婚告白からおよそ2年、離婚騒動の渦中にいるリア・ディゾン。彼女の離婚報道について、所属事務所は離婚確定の前段階であるとしながら「基本的に、離婚に向けて話し合っている状況」と話す。リア自身も「時期が来たら皆さんにお知らせします」と、自身のブログで発表し、もはや離婚は決定的な状況だ。

 さらに祐ちゃんフィーバーで何かと注目されているプロ野球球団・北海道日本ハムファイターズのエース・ダルビッシュ有にも離婚危機の報道が流れ、今後の動向が注目されている。


「先日離婚報道のあったリア・ディゾン夫妻と、もはや離婚間近と噂されているダルビッシュ・紗栄子夫妻に共通するのは、もちろん両者ともデキちゃった結婚であるということです。それも若くして。リアは22歳のとき、ダルビッシュとサエコに至ってはともに20歳のときですからね。いくら芸能界やスポーツの世界が早熟社会だからといっても、これは早いと言っていいでしょう」(芸能関係者)

 90年代後半から徐々に一般化してきたという、いわゆる”デキちゃった結婚”。今では結婚全体の3割ほどがこの”デキ婚”だと言われている。有名なところで言えば、00年のキムタク&静香や、今年の瑛太&カエラカップルなども挙げられる。ブライダル業界もデキ婚を「おめでた婚」や「授かり婚」などと称し、「マタニティウェディング」を後押しし、そのイメージアップに尽力している。

 今年は芸能人の妊娠発覚や出産が相次いだ。離婚騒動の渦中にいる紗栄子も、2月に次男を出産している。9月には高岡早紀、大沢あかねが出産。袴田吉彦と結婚したグラドルの河中あい、リップスライムSUと結婚した大塚愛、モデルの山本優希、森麻耶なども第一子妊娠中であると発表している。一方、辻希美、奥菜恵、佐田真由美らデキ婚で第一子出産済みのタレントも、順調な夫婦生活を送っているようで第二子を妊娠仲だ(佐田はすでに出産済)。

 だが、わずか数年で離婚する夫婦が後を絶たない今、彼ら新婚夫婦たちも注意が必要だ。00年から09年1月までにデキちゃった結婚をした芸能人カップルは71組。全体の4割ほどにあたる29組のカップルが20代前半の若妻だった。そのうち約14%の10組が離婚している。この数字を高いと見るか低いと見るかは難しいところだが、長続きする夫婦、しない夫婦、どこに違いがあるのだろうか。

「ずばり”勘違い婚”にあると言えます。若くして成功を収めた者は、金と名誉を手に入れ、多少の勘違いをしてしまいます。”勘違い婚”の特徴は、人気絶頂期、あるいは売り出し期であるにもかかわらず、結婚してしまうところにある。その意味では、水嶋ヒロ&絢香夫妻、瑛太&カエラ夫妻も危ないかもしれません」(週刊誌記者)

 デキ婚を発表した当時、日本での人気がウナギ昇りだったリア。また、入団3年目にして、年俸2億を突破し、名実共に球界のエースとなっていたダルビッシュと、女優として売り出し中だった紗栄子。確かに売り出し期での結婚ではあるが、彼らが”勘違い婚”と揶揄されるのはなぜか。

「よく言えば楽観的、悪く言えば先を見通す力がなく自信過剰である、ということでしょうか。全盛期を過ぎていたり、長く下積みを続けたものの芽が出なかったり、すでに業界内で安定したポジションを築いていたり……いずれにしても、それなりに酸いも甘いも経験を積んでいる状態であれば、結婚や出産を経ても復帰は容易ですし、仕事上の変化も少なくて済む」(前同)

 結婚、それも子どもを授かっての結婚となれば、幸せの絶頂に立つ中で冷静な判断をできなくなるのも無理はないが、長い将来、状況が変わったとしてもお互いと一生共に歩んでいく覚悟があるのか。よくよく考えてみる必要があったのではないだろうか。もっとも、紗栄子は長男が生まれた直後、体調が思わしくない彼女の代わりに息子のおむつを替えるなどしてくれるダルを見て「あなたと出会えたこと、あなたと一生添い遂げられることを、神様に心から感謝しました」とブログで綴ったこともある。一時は「一生を共にしよう」と誓った仲なのだ。それはリア夫妻にしろ、他の離婚カップルにしろ同様だろう。ただ、幸せを分かち合うだけでなく、苦労を共にすることも夫婦としての使命である。まだ離婚協議の最中であるという二組の夫妻は、諦めずにこの苦境を乗り切ってほしい。
(文=峯尾/http://mineomineo.vox.com/

リア・ディゾン写真集「ハロリア!Hello! Leah」

 
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