むしろプロ意識のたまものである

なぜ今さら!? 元モー娘。にも三十路直前の美容整形疑惑

natsu_mi.jpg※画像左・安倍なつみ写真集『なつみ』、右『夏・美』(共にワニブックス)

 芸能人は「美」が命。整った顔の造作はもちろんのこと、ツヤツヤの髪、シミやシワ、毛穴の見えない肌、トータルで年齢よりずっと若く見られる外見を保ち続けることが、大半の芸能人には求められている。テレビ放送の地デジ化が決定し、すでに高機能大画面テレビなどでは、従来の放送では映らなかったであろう目尻の皺や肌荒れなどがさらされる事態にも陥っているが、そうした顔面トラブルを回避するためのプチ整形やエステは、もはや女優・女性タレントであればほとんどが施術しているだろう。

 ただ、加齢による衰えを食い止めるための施術にしろ、顔の造作を整えるためにメスを入れるにしろ、やはり術後のメンテナンスがもっとも大切なのがこの世界。継続は力なり、継続するだけの経済的余裕と根性がなければ、いずれ作り上げられた顔面は崩壊に至ってしまう。つい最近、本サイトでは超人気アイドルグループ・AKB48の板野友美嬢(19)の整形疑惑を取り上げたが、彼女は10代にして頻繁に「お直し」「メンテナンス」を繰り返している稀有な例と言えるかもしれない。

 さて、そのAKBにすっかりポジションを奪われてしまったのがモーニング娘。である。ハロー!プロジェクトという一大アイドル勢力を率いるモー娘。だが、全盛期のメンバーが卒業したことにより、徐々に力を失い、最近ではCD売上もわずか数万枚に低迷している。そんなモー娘。の初期メンバーであり、最大の功労者と言っても過言ではないのが、”なっち”の愛称で親しまれる安倍なつみ(29)である。

 卒業以降、パッとした活躍が見られずにいた彼女だが、9月におよそ2年ぶりの新曲「雨上がりの虹のように」(アップフロントワークス)を発売、10月30日にはこちらも2年ぶりの新作写真集『夏・美』(ワニブックス)を発売予定だ。写真集の表紙は肩を丸出しにし、一糸まとわぬ姿を連想させるようなセクシーなもので、今からファンの間では期待が高まっている。

 だが、なっちに「今さら」な疑惑が噴出している。発端は、14日に放送されたバラエティー番組『秘密のケンミンSHOW』(日本テレビ系)に彼女がゲスト出演したことによる。久しぶりにテレビに映し出された彼女の姿が、ネット上で「アバターみたい」「鼻の盛り上がりの位置が変」「ノーズシャドーかなとも思ったけど、それだけにしてはちょっと不自然」などと話題になったのだ。

 確かに、アイドル時代と比べて随分ほっそりしたなっちは、頬やアゴの肉も削げ落ちたのか、顔の凹凸が以前よりも目立つ。「鼻の隆起している位置がおかしい」という意見だが、これは前述の板野友美や、一時期の釈由美子(32)、川島なお美(49)、浜崎あゆみ(32)、後藤真希(25)などにも見られた症状で、鼻が極端に高く見えて不自然になってしまっている。

 だが、アイドルとして大成する前段階ならいざ知らず、決してメディア露出の多くない今になって、あえて美容整形をする必要があったのだろうか? これについて、美容整形外科医は次のような解説をしてくれた。

「”今さら”美容整形をしたわけではないと思います。むしろ、過去に鼻を高くする施術を行ったことがあり、そのお直しをあらためて最近やったのではないでしょうか。馴染んでくれば違和感も薄れますが、施術直後は特に周囲の皮膚が突っ張ってしまったりして、不自然な表情になりやすい。それで視聴者の方も不思議に思ったのかもしれません。いずれにしろ、メンテナンスをしておかなければ、もっと悪い方向に転んでしまうのが普通です。30歳間近で、これだけ10代の頃と変わらぬ美貌を維持していられるのは努力のたまものでしょう」

 メンテナンスを怠り、本来あるべき顔よりも歪んだ顔になってしまったとしても、「顔」を商品の一部として売っていない一般人の場合であればまだいい。芸能人は自らの顔面および肉体を商品化していることがほとんどのため、メンテナンスが何よりも重要なのだ。そう考えれば、なっちはプロ意識の塊であり、長きにわたり美貌を維持しバージョンアップを続けている叶姉妹などはプロ中のプロと呼んでいいだろう。芸能界とは、まったく苦労の多い世界である。

安倍なつみ写真集 『夏・美』

 
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