押尾学、裁判を続ける金がない!? パトロン不在で年老いた両親に破産の危機

oshio02.jpgLIV『The first chapter…』

 保護責任者遺棄などの罪で懲役2年6月の実刑判決を受け、量刑に不服があるとして即日控訴した押尾学(32)。検察側が判決に控訴しない方針を決めたため、東京高裁での二審では一審判決よりも重い刑にはならない。押尾としては何としてでも執行猶予判決に持ち込みたいところだろうが、ここにきて押尾側に裁判費用などの経済的な問題が浮上している。

 押尾は拘置所暮らしに疲れたらしく、接見した弁護士に「広いところを走り回りたい」などと漏らし、裁判所に保釈を申請。近日中にも保釈の可能性があるとされていたが、そこには保釈金の問題が立ちはだかる。保釈金は1,000万円前後になると見られているが、裁判費用や弁護士報酬なども合わせ、その大金を工面してくれる人はいるのか。

 押尾が麻薬取締法違反の罪で起訴された際、400万円の保釈金を払ったのは、パチンコ機メーカーを中心にした企業グループのオーナーで政界とも繋がりが強いI氏だった。自身の会社で押尾をキャラクターにしたパチンコ機の販売を計画しており、執行猶予が有力視されていたためサポートを買って出たようだ。だが、遺棄致死罪容疑での再逮捕によって実刑が確定的となり、完全に計画は頓挫。さらに「押尾の後見人」と一部メディアで報じられたことで、会社運営に支障をきたすようになったため、現在は押尾との関係を断っており、今回も保釈金を負担するという可能性は限りなく低い。

 かつての押尾のパトロンで、事件があった部屋を「ヤリ部屋」として彼に提供していたとして非難された下着通販会社の女社長N氏も、事件後に押尾を見捨てた。N氏は、コカイン所持で逮捕された田代まさしについて、ツイッターに「田代まさし逮捕に朝から何だかショック。ドラッグって人生を台無しにしても止められないものなのか。とても哀れだ」と書き込むなど、自身が押尾事件に関わっていたことすら忘れたらしく、金を出す気はさらさらないだろう。

「昔のツテをたどって裁判費用を負担してくれる後見人を探しているようですが、実刑判決の可能性が高まり、芸能界復帰が難しくなった押尾に金を出そうという人間は、なかなか見つからない。かつてのパトロンからも完全に見捨てられました。いよいよとなれば、両親が保釈金や裁判費用などを負担しなくてはなりません。ですが、レストランで働いていた69歳の父親は、前回の保釈金を出せなかったくらいですから、経済的にはかなり厳しい状態。今回の保釈金に関しては、弁護士によると何とか用立てたようですが、なけなしの金といったところでしょう」(週刊誌記者)

 父親はもともと、大手私鉄系列の商社から転職し、東証一部上場の金属加工会社・Aの子会社役員を長年務めていた。その後、A社が経営するホテルの総支配人となったが、金銭や女性関係のトラブルで同社を解雇されてしまい、息子である学の紹介で六本木の高級レストランに勤めるようになっていたという。だが今回の事件で、それも退職を余儀なくされている。一部週刊誌では、裁判費用の足しにするため、年老いた押尾の母親が慣れないパートに出ているとも報じられた。

 刑事裁判だけでなく、押尾と一緒に合成麻薬MDMAを飲んで亡くなった田中香織さん(当時30)の両親が、押尾や彼の元所属事務所、部屋の所有者である下着通販会社の女社長を相手に民事訴訟を起こし、賠償金や慰謝料を求める意向だと伝えられており、押尾の両親の負担はさらに増すことになるだろう。

 そんな両親の苦労を知ってか知らずか、拘置所内の押尾は、一時は実刑判決にショックを受けていたものの、保釈を心の支えに元気を取り戻しつつあるという。「血は水よりも濃い」とはいえ、自業自得で窮地に陥った30過ぎのバカ息子の面倒を見続けなければならないというのは、押尾の両親にも同情を禁じ得ないところだ。
(文=ローリングクレイドル/Yellow Tear Drops

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