『我マンできない角マンオナニスト』愛音まひろ 他

 いや~ん……恥ずかしい……。いきなり乙女モードな感想から入って申し訳ない。だってこれ、女子が見たら絶対に恥ずかしい内容なのだ。とにかくリアル。生々しいったらありゃしないっ!!

 「角マンオナニー」とは、机の角などにマ●コを押し付けたり擦りつけたりするオナニーのこと。時折やりすぎて「痛っ」と激痛を走らせながら、上手く快感のツボを刺激しグリグリと押し付ける自慰行為は、さながらセルフレイプ。自由度の低さが凌辱プレイにも似た刺激となって、指や玩具を使ったオナニーとは全く違う絶頂感を得ることができるのだ。全ての女子が経験済みとまでは言わないが、軽い気持ちでやってみたことがあるという人は多いはず。ただでさえ人に見られたら死ぬほど恥ずかしいオナニーだが、ここまで変態プレイを満喫しまくってる姿となれば、死んでも死にきれない恥ずかしさ。だからこそ、女子がこの作品を見ると耐えきれないほどの羞恥を感じてしまうのだ。(あ、もしかして筆者だけ!?)

 通常なら、このようなマニアック作品に出演するのは素人娘が多いのだが、本作に登場するのは有名女優ばかり。それゆえに、多少のパフォーマンスも加味されて、これがもう分かり易くエロい。妹系美少女の早乙女ルイちゃんは、自室で勉強中におもむろにシャーペンを置いたかと思うと、傍らにあった美顔ローラーを握りしめ、何の前触れもなく股間にあてがいグリグリ刺激。さらに定規、リコーダーを経て机の角へと達し、同時に絶頂にも達していく。

 さて、リアルなのはここから。我を忘れて腰を振り、角に押し付け絶叫を響かせていた彼女だが、終わった途端、再びシャーペンを手に取り勉強再開。余韻に浸ることもなく、まるで何事もなかったかのような涼しい顔で勉強し始める。そう、重要なのはココ。何食わぬ顔がまさしく本物。角マンオナニーとは、手軽な分、イッたら即終了するもの。男性なら虚無感に襲われる場面だが、女子の場合は「あ~スッキリした」と、こんな感じになるのだ。この変わり身の早さを再現するとは、これを制作された方はかなりの角オナ通と見た!!

 他にも、美熟女ナンバーワンの北条麻妃さんはホテルの従業員に扮して登場。ベッドメイキング中にいきなり発情してしまい、制服のスカートをたくしあげて派手にイキまくっている。妃悠愛ちゃんはハンバーガーショップのバイト中に、ロリ萌えな愛音まひろちゃんは、高価そうな百科事典の角&高級デスクの角でインテリ系オナニーを楽しむ。OL編、女教師編も用意されており、シチュエーション的にはありえないところもある。しかし、その分スリリングな興奮に身を委ね、夢中で腰を振る女性たちのイキ顔は、無駄に派手なセックスよりも淫乱だったりする。

 女子の生態に触れることができるこの作品。セックスシーンは一切ないが、興奮できることは保証付き。なにせ本物なので!
(AV評:文月みほ)

◆メーカー:マルクス兄妹◆品番:SMA-505◆時間:120分◆価格:2980円