発言が支離滅裂な最近のトモちゃん......

華原朋美が薬物依存を断ち切れないワケ

kaharatomomi0902.jpg「Super Best Singles~10th Anniversary」ジェネオンエンタテインメント

 歌手の華原朋美(36)が8月29日の未明、東京・歌舞伎町でタクシーに乗ったまま意識もうろうとなり、病院へ運ばれた。1人で歌舞伎町付近からタクシーに乗ったという華原は、行き先も告げずに車内でぐったりとなり、困った運転手がタクシーで新宿署に駆け込んだ。起こそうとしても反応がなく、熱もあったため病院へ搬送。程なく回復したが、彼女は大量の睡眠薬を所持していた。

 各メディアは警察発表などを基に騒動を報じたが、華原はスポーツ紙の取材に「病院に運ばれたなんて誤報です。7~8年以上、歌舞伎町には行っていない。睡眠薬も飲んでいない」と語り、警察発表を真っ向から否定している。

 3年前から休業状態となっていた華原は、最近になって復帰プランが持ち上がっていた。それをご破算にしたくない一心での発言とも言われているが、自分の行動すら記憶していないのではないかと心配になってしまい、これは逆効果といえる。少なくとも、自分の言動がどのような結果を生むかということについては、認識できていないのだろう。

 1999年、都内の自宅でガス中毒を起こした華原は、救急搬送されて入院。この事件が起きる少し前に、プロデューサーで恋人だった小室哲哉と破局していたことが明らかになった。事務所を移籍した華原は、乗馬クラブで白馬に乗って復帰会見に登場。完全復帰を宣言したが、目がうつろで顔つきもおかしく、新恋人からプロポーズを受けたと言い出すなど、世間に衝撃を与えた。

 その後も、体調不良による休養と復帰を繰り返していたが、07年6月に所属事務所から契約解除を通告された。事務所の発表によれば「突然の仕事のキャンセルが続き、心身ともに健康の回復状況が思わしくなかった」ことが契約解除の理由だというが、解雇の決め手は薬物依存だ。

「解雇される少し前、休養中の華原が都内の高層マンションの一室にかくまわれていた時期がありましたが、目はうつろで理由も無くハイテンションになったり、かなり不気味だったそうです。急に全裸ではしゃぎ回り、知り合いの女性が必死になだめるという場面もあった。あのころには既に、精神薬や睡眠薬の中毒状態になっていたのでしょう。その後、いったんは復帰しましたが、マンションでの惨状を知った事務所側が、彼女が薬物依存から抜け出すのは無理だと判断したのが解雇の決め手でした」(芸能関係者)

 移籍先が見つからず復帰のメドが立たないまま、昨年1月には、東京都江東区のJR錦糸町駅からタクシーに乗ったまま急性薬物中毒で倒れ、病院へ運ばれる騒ぎを起こした。一部週刊誌では、精神が不安定になり入院した華原が、服を脱ぎ捨てながら病院の廊下を全裸で全力疾走したという事件が報じられたこともあった。酩酊した状態で半裸のまま、六本木の街を徘徊していたという目撃情報もある。

 心身ともにボロボロで収入もない華原だが、生活の心配はない。母親・下河原朋子さんのビジネスが大成功しているからだ。朋子さんは97年に「朋コーポレーション」を設立し、もろみ酢など健康食品の販売で急成長。年間4億円以上を売り上げ、都内に地上8階建てのビルを購入したり栃木の美術館の経営権を取得するなど、躍進を遂げている。また、華原の父親は鉄鋼関連会社の会長で、兄はその系列会社の社長でもある。さらに父は海外で不動産会社を経営しているという噂もあり、資産家であることは間違いなさそうだ。

 母親は華原の芸能界復帰を応援しており、そういった環境が華原の芸能界復帰への意欲を途切れさせない要因となっている。セレブ一家ゆえに経済的な心配はないものの、厳しく接してくれる人がいないために、芸能界への未練と薬物依存をズルズルと引きずっているという皮肉な状況でもある。

 一部では元恋人・小室哲哉のプロデュースでの再デビューという仰天プランも報じられたが、一度すべてを忘れ、しっかりと薬物依存を治療することが先決ではないだろうか。
(文=ローリングクレイドル/Yellow Tear Drops

THE GREATEST HITS-小室哲哉作品集

 
もう一度、TKと共に音楽をやりたいキモチもあるみたいだけど

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