吉と出るか凶と出るか

上戸彩が風俗嬢に!! それでも期待できない連ドラ秋の陣

uetoaya0823.jpg上戸彩写真集 『North East West』ホーム社

 8月も終わりに近づき、続々と9~12月クールの連続ドラマの詳細が明らかになっている。実父を亡くしたばかりの篠原涼子が主演する『黄金のブタ(仮)』(日本テレビ系)、佐藤健とAKB48の前田敦子が出演する『Q10』(同)、戸田恵梨香が主演の『ケイゾク2 SPEC~警視庁公安部 公安第五課未詳事件特別対策係事件簿~』(TBS系)、小栗旬と井上真央による『獣医ドリトル』(同)など、話題作は多い。

 だが、中でもやはり高い注目を集めているのが、フジテレビの看板枠”月9″。かつては1クールのすべてのドラマの中でもっとも高視聴率を獲得することが当たり前だった同枠だが、近年は衰えを見せつつある。現在放送中の『夏の恋は虹色に輝く』は大人気のアイドルグループ・嵐の松本潤が主演しているが、それでも視聴率は振るわず、10~12%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)台の二桁をなんとかキープしている状態だ。このため、打ち切りの可能性まで囁かれている。

「当初は全11話の予定でしたが、10話に縮小することになったと聞きました。8月16日に放送された第5話の視聴率は10.2%で、同クールの他のドラマと比較して見ると全12作中、6位の数字。これでは”月9″のメンツを保てません」(放送作家)

 フジ同枠は今年1~3月クールに『コード・ブルー2nd』(主演・山下智久)、4~6月クールに『月の恋人』(主演・木村拓哉)、そして現在の『夏の恋は虹色に輝く』と、連続してジャニーズタレントをメインに起用してきた。だが、キムタクや嵐の人気をもってしても、視聴率は回復しない。そこで立て直しをはかるため、次クールにはジャニタレを起用せず、竹野内豊と上戸彩のダブル主演でいくことが決定したという。タイトルは未定。

 今作で竹野内は水族館に勤める飼育員役を演じる。上戸はある事情から、彼と”契約結婚”を交わすことになる風俗嬢・槇原梨沙役だ。兄の借金を返済するために風俗で働く梨沙は、人生に絶望し自殺を試みるが、契約結婚をきっかけに真実の愛を見つける。製作サイドは「大人の恋愛を描きたい」と意気込むが、周囲の目は冷ややかだ。

「大手のCM契約を何本も抱える上戸が風俗嬢とは、よくスポンサーの許諾が下りたな、という感じです。逆に言えば、会見で上戸が語ったような『体当たりの演技』は見られないんだろうな、という感じですね(苦笑)。初回だけでも上戸の艶っぽくキワどいシーンがあれば、これまでとは違う視聴者層を取り込めそうな気もしますが……。そもそも、上戸は05年の月9『婚カツ!』にヒロインとして出演したものの、視聴率的には8~9%を低迷しており現在放送中の『夏の恋は~』よりも悪い成績を残しています。なぜ彼女を同枠で起用し続けるのか、理解できませんね」(前同)

 『夏の恋は~』に限らず、夏クールのフジドラマは惨憺たる結果になっている。唯一合格点と言えるのは、13~15%を維持する堺雅人主演の『JOKER』で、上地雄輔の『逃亡弁護士』は8%台、天海祐希主演で長澤まさみも出演中の『GOLD』に至っては回を追うごとに1%ずつ視聴率を下げ、第7話では7.0%にまで落ち込んでしまっている。一部では「若者のドラマ離れ」などと揶揄する向きもあるが、荒唐無稽でない良質な作品作りによる挽回を目指してほしいものである。

上戸彩写真集 『North East West』

 
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