>   >   > 

失恋がもとで交番を襲撃した男子高校生


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
【記事のキーワード】  ,  ,  

20100520P1000757.jpg
毎日新聞1985年2月15日より

 1985年2月15日深夜2時頃のこと、東京都杉並区和田1丁目の和田本町派出所に若い男が侵入。勤務していた31歳の巡査が物音に振り向いたところ、持っていたボウガンを巡査の胸めがけて発射。約2メートルの至近距離から射たが、巡査は制服に矢が突き刺さったものの、セーターなどで厚着をしていたためケガはなかった。

 それを見た男は逃走したが、巡査が追ってきたため今度はナイフを振るって抵抗し、巡査は肩や手に傷を負った。そこで巡査が拳銃を構えて、「ナイフを捨てろ。撃つぞ」と警告したが、男はなおもナイフを振りかざして襲ってきたため、頭上と足元に1発ずつ威嚇射撃した。すると、地面に当たった弾丸が跳ね返り、男の足に当たり負傷。そして騒ぎを聞いて駆けつけた住民など約10名とともに男を取り押さえた。

 杉並署が調べると、男の正体は区内に住む都立高校2年生(17)と判明。成績は常にクラスで10位以内、生徒会役員の経験もあり、これまでは非行や補導の前歴も無い、学校などからすれば「何の問題も無い生徒」であった。

 犯行の動機だが、その高校生は警察の取り調べに、「付き合っていたガールフレンドに最近になって振られた。派出所から拳銃を奪って冷たく接する女の子を射殺し、自分も死ぬつもりだった」と供述した。

 犯行はかなり計画的で、事前に何度も派出所の下見を行い、時間帯も人気がなくなる深夜を狙っていた。服装もハーフコートとジーパンを着込み、一見すると高校生には見えないように装っていた。また、取り押さえられた時に背負っていたリュックサックのなかには、さらにボウガンの矢が4本入っていた。どうやら、本気で拳銃を奪い、場合によっては巡査も殺害する気でいたらしい。

 ボウガンを所持していたのに拳銃を奪おうとした理由については詳しく報じられていないが、おそらくより殺傷能力が高いものが欲しかったことと、自殺の際にはボウガンよりも拳銃のほうが扱いやすいと考えたからではなかろうか。

 ちなみに、当時の報道では、「優等生が警官を襲う」「生徒会役員もやった成績優秀な生徒」などと繰り返した。

 言うまでも無く、成績が優秀だからといって、人格まで優秀とは限らない。こうしたマスコミの「エリート偏重主義」は、後のオウム真理教事件の報道までずっと引き継がれていく。
(文=橋本玉泉)

「トミカワールド  トミカタウン  交番」


平成6年の警察法改正で、派出所から交番へ正式名称変更

amazon_associate_logo.jpg



今、あなたにオススメ

Sponsore
  • アイポケ
  • s級素人
  • FAプロ
  • MGS
  • OPPAI
  • KMP
  • smm
  • SOFT ON DEMAND
  • 溜池ゴロー
  • DANDY
  • teamZERO
  • 痴女ヘブン
  • ナンパJAPAN
  • BIG MORKAL
  • プレステージ
  • PREMIUM
  • MAXING
  • MOODYZ
  • MUTEKI
  • 乱丸
  • WANZ
  • twitter
  • facebook
  • google plus
  • feedly
  • RSS

menscyzo_161128_rectangle_c.jpg

メンズサイゾー グラビアギャラリー

人気記事ランキング

今日
今週