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きちんとした恋愛関係の約2倍の確率でカジュアルな性関係を持つ大学生たち

アメリカ発

 アメリカ東南部にあるヴァージニア州のジェームス・マディソン大学で行われたリサーチによると、現代のアメリカ人大学生の間で急速に「面倒なしにセックスだけが出来る関係」が増加し、デートを重ねてお互いを知っていく「伝統的な恋愛関係」に取って替わろうとしているという。英語では「フックアップ」と言われるこのカジュアルな関係、セックスをするだけで後くされのない関係、という意味合いは、日本で言ういわゆる「セフレ」と同じである。

 アメリカの大学では特に、キャンパスにある男女一緒の建物の中で寮生活をする学生が圧倒的に多いため、異性と肉体関係に陥る機会はごろごろ転がっていると言っていい。特に、学生の大部分が親元から離れたばかりの血気盛んな18歳~22歳の若者たちであるため、週末のパーティーの後はそういうことになる可能性が高そうだ。そんなわけで、現代のアメリカ人大学生は、きちんとした恋愛関係になる2倍くらいの確率で、カジュアルな性関係を持っているという。

 筆者もアメリカの大学寮で暮らしたことがあるが、(大体の場合で)傍観者であった留学生の目から見ると、アメリカ人学生たちはくっついたり離れたりとかなり忙しそうであった。寮で暮らしているため、セックスだけの関係や恋愛関係が終わった後も共通の友人がいる場合や偶然顔を合わせる機会も多く、何かと気まずくなることも多いようであったが……。

 リサーチによれば、それでも男女ともに(特に女性のほうが)、デートをして、きちんとした恋愛関係を築くほうを好むという結果が出たが、やはりと言おうか、カジュアルなセックスだけの関係を好むのは圧倒的に男性が多いという。

 そんな「セフレ」関係、男性は割り切っている場合がほとんどだが、やはり女性というものは「後腐れなく……」などと思っていても、いったん肉体関係を持つと、結果的に相手に恋愛感情のような気持ちや所有欲を抱くことが多いようだ。

 しかし、このリサーチによると、「カジュアルな関係を持つことへの心配」というのが、女性側の場合「恋愛関係に興味がない相手を好きになること」、そして男性側が「自分は恋愛関係に興味がないのに女性に好意を抱かれること」であるといい、男女のセックスに対する姿勢の違いが浮き彫りになっているのが面白い。性に関しては、人間というものはいつの時代も、そして世界のどこでも、同じような間違いを犯すものなのだろう。
(文=相馬 佳)

『俺のセフレ、お見せします。Eカップ大学生 はる(19)』

 
最近はフレンド・セックスというのもあるらしい

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