女子アナたちに激震! 日テレから始まった減俸の嵐

nihontvana.jpg日本テレビHP「日テレアナウンスルーム」より

 この不況下で、デフレに陥っているニッポン。その影響はマスコミにも及び、新聞社やテレビ局は昨年度の決算が軒並み赤字となっている。そんな中、6日に発売された「FLASH」(光文社)が、3月に発表された日本テレビの人事・労務制度の内部文書を入手。『女子アナも大減給!? 日本テレビ賃下げの仰天内部文書』と題し、不況にあえぐテレビ局を象徴する新しい人事制度(給与体系)の中身を伝えた。

 苦しい台所事情は、人気の女子アナウンサーたちにとっても例外ではなく、同誌によれば、朝の情報番組『ズームイン!! SUPER』を担当する西尾由佳理アナは、現在の推定年収1,400万が980万程度に。コンドーム事件で干され気味の夏目三久アナは推定750万が550万、『スッキリ!』の葉山エレーヌアナは推定900万が600万になる大減給の可能性があるという。日テレは人件費以外の経費の削減にも積極的で、現場の制作費も1割カット。新入社員歓迎会もこれまではホテルで行っていたのが、今年は社員食堂で行うなど切り詰めを続けていたようだ。

 女子アナといえば女子大生の憧れの花形職業。高額な給料に対する魅力はもちろん、スポーツ選手やエリートサラリーマンとの結婚なども多い。給料が下がったといっても、一般的なOLに比べればはるかに高給なのは間違いなく、フジテレビの高島彩は2,000万、新婚ホヤホヤの中野美奈子は1,800万、アイドルから華麗なる転身を遂げた平井理央はおよそ1,500万の年収を稼ぎだしている。ただし、そこはイチ会社員、年功序列制度が現存しており、人気だからといって先輩アナより高給取りということはない。

 一時期、人気女子アナがフリーになれば年収が何倍にもなる、と言われていた時代もあったが、現在は大物フリーキャスターや司会者がどんどんクビを切られて局アナに変わったり、大幅ギャラダウンの条件を飲んで番組を続けるなど、タレントにとっても厳しい時代。前出の日本テレビアナウンサーたちも、給料が下がったからといって、フリー転身の選択が賢いとは言えないだろう。
 
 あるテレビ局局員は、こうした惨状の裏側を次のように語る。

「テレビ局は、不況で広告費が減ったというのもあるけど、来年7月の地デジ化のために費用を計上しているからどこも赤字になっているんですよ。あと日テレはTBSみたいに社員を子会社に移していないから人件費が高いみたいですね。TBSではほとんどは子会社の『TBSテレビ』に社員を移していますから。ウチは組合も強いし、給料はほとんど変わりませんが、タクシーチケットなどの経費は使えなくなりましたね」

 とはいえ、イベントや結婚式の司会などでは100万単位のギャラが入ることもある。国税庁のデータによれば、日本における給与所得者の平均年収は、全世帯でおよそ430万円。働き盛りの30~40代でも、400~500万円だ。会社員という立場でありながら、若くして高額の所得を得ている彼女たち女子アナは、やはり「勝ち組」。ただし、前出のテレビ局局員は「内情が流出した日本テレビだけでなく、視聴率が好調なフジテレビも、いつまでも安穏としていられない状況」だと話す。人件費などの経費削減も重要だが、それだけでは先細り。テレビ王国の崩壊を食い止めることは、もうできないのだろうか。
(文=高田コウイチロー)

『女子アナに顔射!総集編4時間DX』

 
「アイドルアナ」も不祥事で一発転落があるからコワイね

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