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秋元康のアイドル論の行き着く先は......

海外でもAKB商法は成功するのか?


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『AKB48の海外旅行日記』光文社

 紅白歌合戦や笑っていいとも、24時間テレビ、さらには武道館でのライブコンサートなど、結成から着実にステップアップしているAKB48。一昨年の7月、名古屋をホームグラウンドとする「SKE48」が一般公募から選出された。これは劇場がある愛知県名古屋市中区栄の「さかえ」から取られた名称。別ユニットの誕生は、全国展開への布石とも見られているが......。

「AKBは北海道から鹿児島まで、全国から選ばれているのに対し、SKEはほとんどが愛知県出身者で構成されています。これは地元愛を喚起させるとともに、ファンとメンバーの距離を身近に感じさせ、AKB以上の集客効果を意図したものでしょう」(イベントプロデューサー)

 かつて日本ハムが拠点を東京から北海道に移した際、新庄人気や優勝もあいまって、北海道は空前の日ハムブームに包まれた。古くは東京パフォーマンスドールや大阪パフォーマンスドール、さらには広島の地元アイドルから出世したPerfumeのように、地方から全国展開を目指すアイドルユニットの一環だろうか。

「どうやら秋元氏は全国展開というより、各都道府県に○○○48というのを誕生させたがっているようです。大都市圏ならいざ知らず、過疎と高齢化が著しい県などでは到底不可能な気がしますが(笑)」(音楽誌編集者)

 他に候補地となりそうな有力な場所というと、すすきの、仙台、横浜、大阪、博多あたりは現実味があるものの、失礼ながら他の都市では企画倒れになりそうである。どこかの県知事ではないが、地域活性化のためにぜひ誘致したいと名乗りを上げる地方自治体は多そうだが......。

「昨年末、秋元氏が出演したNHKの番組内にて、いわゆる『○○○48』という商法を世界に輸出する計画があることを発表しました。これはSKEと同様に、専用劇場の設置や出身者の限定、高校生風の衣装、さらに秋元氏がプロデュースする楽曲を使用するなど、日本ならともかく、海外では意外に厳しい条件といえます」(前出・音楽雑誌編集者)

 高校生風の衣装は、数年前にブレイクしたリア・ディゾンや、問題行動で完全に日本から干されたt.A.T.uの前例があるように、多少はヒットの要因に絡んできそうだ。

「趣味や性癖が細分化された日本のマーケットと違い、海外には地下アイドルというジャンルが存在しません。あっても動画共有サイトに投稿したり、コスプレイベントに出場するくらい。日本のように小規模なミニコンサートを開いたり、CDの即売会を開いたりするアイドルは聞いたことがありません。もっともタレントオーディション番組で奇跡の歌声を披露し、CDデビューまで果たしたスーザン・ボイルのような例はありますが」(前出・音楽誌編集者)

 スーザン・ボイルの場合は歌手であり、アイドルの例としては参考にならないだろう。カワイイにもほどがあるベッキー・クルーエルのように、もし地下アイドルの市場が海外で成熟されていれば、日本に来てまでデビューはしなかったハズ。バンドやミュージシャンならいざ知らず、まだ無名のアイドルをインディーズの頃から育てよう、という風潮はまだ海外の男性にはないということか。

「ただしタイにはすでにAKBのようなアイドル集団が誕生しています。他にも韓国や中国など、アジア圏には小規模ながらAKBのパチモンが存在しているようです。ビジネスとしても多少は成功しているようで、こういった『素人が芸能人に成長する過程を応援する』といったスタイルは、アジア共通の概念なのかもしれません」(前出・音楽誌編集者)

 日本のドラマやアニメが少なからず放映されている地域では、その可能性は小さくないということか。基本的に大柄な骨格の欧米人と異なり、小柄な女性が多いアジア圏では、華奢で可愛いアイドルを応援したくなる、という風土的な問題もあるのかも知れない。

「ネックは秋元氏が楽曲をプロデュースすることと、AKBが今のようにメジャーになるまで4年間かかったということでしょう。かつて宇多田ヒカルやドリカムが米国デビューしましたが、ことごとく返り討ちに合っています。日本人的感覚のズレをいかに現地仕様に補整できるかがカギでしょう。海外ではアイドルといえば、やはり可愛さよりセクシーさが重んじられるようです。また、成果が出るまでの数年間、その国の芸能事務所の体力が続くかということでしょう。またスキャンダル報道の過激さでも日本の先を行く海外の芸能界ですから、本家AKBよりもスキャンダル関連には気を配らないといけません」(前出・音楽誌編集者)

 あくまでフォーマット販売であって、損失や不祥事が発生しても秋元康はノータッチ。かつてミリオネアやサバイバーなど、海外で人気のあったテレビ番組のフォーマットを購入し、日本人を当てハメて放映したように、たとえ視聴率が良かろうが悪かろうが、販売した海外のテレビ局は無関係。いわば売り逃げも可能なスタイル。推定少女、SEGAのドリームキャスト、サイバーエージェント傘下のコンテンツ配信会社など、成功も多いが失敗も少なくない秋元康の手腕が問われる事業だろう。

 寿司、天ぷら、アニメ、空手、日本車など、様々な文化や輸出品目を世界に発信してきた日本、ついにアイドル文化も成功するか?

 都道府県の群雄割拠状態も見てみたいが、パリ48やニューヨーク48も見てみたい気がするが......。

「桜の栞(TypeB)」DVD付


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