【世界の風俗探訪】第13回 ミャンマー潜入記2

密林の中、赤茶けた土ほこりを舞い上げ走る。
シイサンパンナ(西双版納)の景洪から昔ながらのタイ族の村々を通りながらマイクロバスに揺られ3時間ほど行くと、ミャンマーと中国との国境の町、打洛(ダーロウ)に着いた。
これからいよいよ密入国するのだ。見つかれば1万元(約13万円)の罰金を課せられ強制送還される。旅行会社も免許を取り上げられるという。
ここで入国審査が行われるので、2時間あまり足止めされた。旅行会社の人は我々のパスポートを持って何処かに消え、しばらく戻ってこなかった。
少し緊張したがバスから降りると、意外と長閑(のどか)で、物売りの子供やオバチャンが中国人観光客相手に果物、土産物を売っていた。その近くでは若いミャンマー人美女の蛇使いが怪しい微笑みを浮かべ観光客を誘っていた。カメラを向けると愛想よくポーズを取ってくれたが、その後若い男が現れてしつこくチップを要求され、少し金額でもめた。10ドルとふっかけてきたが1ドルにまけさせた。写真を撮ったら「金をだせ」。どこの観光地でも同じだ。
タイ族のレストランで昼飯を食い終わると、旅行会社のガイドが戻ってきて、1時過ぎにやっと国境が開いた。マイクロバスに乗ると改めて「日本語をしゃべるな」とガイドに釘をさされた。
前方に中国人観光客を乗せたバスが数台見える。一台ずつバスを止めてAK47を持ったミャンマーの兵隊がチェックしている。我々のマイクロバスもチックポンイントに差し掛かり、車を止められガイドと何やら話し、車内に乗り込み、見回し、一番奥に座っていた我々にも鋭い眼光で一瞥し、降りていった。
兵士が乗り込んできた時は、流石に俺も心臓がドキドキしたが、中国人になりすましたおかげで無事に越境に成功。ミャンマーに潜入できた。
つづく
(写真・文=南繁雄)
飼育者向けの本らしいッス
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【第4回】 ソウル・キーセン(1991年)
【第5回】 ソウル売春窟・弥阿里テキサス(1988)
【第6回】 バリの女神
【第7回】 聖地エルサレムの女 (2001年)
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