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ついに!? 現役引退した「あぶさん」を取り巻く事情&今後


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『「あぶさん」に学ぶ! 』小林信也、あぶさん研究会(著)/ベースボール・マガジン社

 近頃の野球界で最も関心を集めている人物といえば、やっぱり楽天の野村監督。好き嫌いは別にして、74歳という年齢を感じさせないエネルギッシュな言動は誰もが認めるところである。そして野球マンガ界においても、70歳という年齢をものともせず今もなお現役として多数の連載を抱え、パワフルに活動し続けているのが御大・水島新司氏である。

 そんな彼の代表作として「ドカベン」「野球狂の詩」などと共に必ず名前が挙がり、今もなお「ビックコミックオリジナル」(小学館)にて連載中の作品が「あぶさん」であろう。

 大酒飲みゆえ代打専門のプロ野球選手・あぶさんこと景浦安武が、今よりもずっと地味だったパ・リーグの実在選手たちと繰り広げる、リアルで渋い人間ドラマ......だったのだが、10年、20年と連載が続いていくうちに内容&テイストが激変。主人公である景浦が40歳、50歳と年齢を重ね、所属球団が南海→ダイエー→ソフトバンクと姿を変えようとも、一向に引退する気配がないのだ。

 それどころか「酒のせいで持続力がないから代打」という基本設定もうやむやになり、レギュラーで出るわ、3冠王は取るわ、常識外れの大活躍。一昨年には61歳にして前人未踏の打率4割を達成するに至り、リアルどころかある意味SFの域である。しかもチームメイトや対戦相手からすりゃ、そんな還暦過ぎの名選手が実際にいたらそりゃ尊敬するしかないわけで、作中でも何かにつけて「あぶさんはスゴい」のオンパレード。そこだけリアルにすることないのに! 一体どうして、こんな「トンデモ」マンガになってしまったのだろうか。

「大ベテランの水島先生に編集者が意見できないのもあるでしょうが、ダイエー時代にとある外国人を(当然無断で)作品に登場させたところ、その代理人から肖像権の侵害ということで莫大な慰謝料を請求されたことが大きな原因だと思います。それから外国人選手は作中にほとんど登場しませんし、日本人選手もあまり個性的なキャラクターにはできなくなったようです。だったら何やってもOKな自分のキャラでドラマ作りを......ということなんでしょうね」(漫画編集者)

 それが成功していたかはともかく、36年もの長きに渡って活躍を続けてきた「あぶさん」が、ついに今年引退することとなった。しかも10月6日には景浦が所属するソフトバンクの本拠地・ヤフードームにて実際に引退セレモニーが行われるという、野球マンガとしておそらく史上初の待遇で花道を飾ったのである。

 ただ肝心の作品内においては、最後の打席もホームラン→「さすが!」的な展開だったり、今まで景浦の恩師として何かにつけ登場していた野村監督が一切出てこない(今年水島氏の元に「今後野村監督の実名を使用するな」と通達があり、裏にサッチーの意向があるのでは......と週刊誌上で噂された)という微妙な点はあったものの、これで「あぶさん」もようやく大団円......と思いきや、驚いたことに作品自体は終了せず、今後も連載は続くというのである。っていうか野球の試合やその他諸々を描かないで、この後の展開をどうする気なの? 水島先生!

「いやいや、権利関係のうるさいプロ野球の世界から離れるからこそ、昔のようなリアリティが取り戻せるかもしれませんよ」というのは、前述の漫画編集者。

「かつてのように『酒』を中心にしてもいいですし、さらにアダルトな要素を取り入れるのも面白いんじゃないでしょうか。思えば連載初期の頃は、景浦が当時付き合っていた未亡人の家から球場に行ったり(ベッドシーンらしきものもあり)、アイドル歌手や女子高生に言い寄られたりと、『女』の要素も結構盛り込まれてましたから」

 確かに「元プロ野球選手」をリアルに描こうとすれば、酒や女といった「夜」の要素は必要不可欠かも(偏見?)。でも景浦の場合は63歳という年齢ゆえ、そういう方面で「あぶさん、スゴい!」的な展開に持って行くのは、ちょっと無理があるかもしれないが......。

『あぶさん特選集 酒とバット』水島 新司(著)/小学館

酒とバットで特選集が出来るってスゴイね

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