低予算で面白い番組は本当にできないの?
テレ朝「深夜番組終了」→「通販番組スタート」テレビ離れ加速!?

2009年10月5日より、テレビ朝日の深夜帯番組「お願い! ランキング」がスタートする。同番組はグルメや旅、音楽、オシャレスポットなどを紹介する予定。かつて同局の同時間帯で放送していた「トゥナイト」からエロスの要素を排除した番組、とイメージすると分かり易いか。
「出演者はお笑い芸人などを予定していますが、番組マスコットのCGキャラの声優は同局のアナウンサーが担当します。アニメと融合した情報番組を目指すそうですが、視聴者不在のまま終わってしまう気配が濃厚です」(テレビ雑誌編集者)
テレビ局の不況は相当深刻らしく、同局社長が「放送外収入」を宣言している通り、通販番組でありながら、いかにバラエティ性を持たせられるかで視聴率は決まりそう。ただし初回の放送内容は、同局他番組との連動企画を放送予定で、いきなり低予算スタートの感は否めない。
「先日、TBSとテレビ朝日が自社映像を『YouTube』にアップロードすることを発表しました。『ニコニコ動画』など、他にも政党や芸能人が公式に動画を公開している例はありますが、自前で映像配信設備を持っているテレビ局が、動画共有サイトを利用してコンテンツを放流することに業界は激震しました」(テレビ番組制作スタッフ)
TBSとテレビ朝日は、すでに自社サイトでの映像配信を行なっている。その上でさらに動画共有サイトにコンテンツを公開する理由とは......。
「経費削減が一番の大きな理由だと思います。世界同時不況からある程度は回復しましたが、まだそれ以前の株価レベルには到達していません。動画共有サイトを利用することで自社サーバーの負担を減らし、ゆくゆくは自社サイトでの映像コンテンツの視聴を取り止めるのではないでしょうか」(景気動向ウォッチャー)
テレビ朝日の深夜番組は「ネオバラエティ枠」といわれ、古くは「内村プロデュース」や「ココリコA級伝説」、「銭形金太郎」、「くりぃむナントカ」などが放送され、ここからゴールデンタイムに進出していった番組も少なくない。いわば低予算でありながら面白い番組が制作できる試金石的な時間帯であった。
「不況後はテレビ制作の予算が大幅に削られ、とりあえず手軽かつギャラの少ない芸人を起用する番組が乱発されました。セットも使い回せるネタ番組などですが、ついにそれですら維持できる体力が、もうテレビ局にはなくなってしまったのでしょう」(前出・テレビ番組制作スタッフ)
TBSに次ぐ厳しい台所事情のテレビ朝日。苦渋の決断とはいえ、現在のCSやBSでの通販番組の多さが明示しているように、予算が少なくなるととりあえず逃げてしまう姿勢も理解できなくもない。しかしそれではさらにスポンサーがつかず、予算が削減され、視聴者も離れてしまう、という悪循環になってしまうのでは?
もっとも、某局の深夜通販番組のように、巨乳のアシスタントを起用すればわかりませんが!?
『くりぃむナントカVol.2』(DVD)
大木VS前田は誰がなんと言っても名企画!
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