『アナル快感伝道師』小澤マリア

『私はどこにいても一匹狼だからね(笑)』。

 これは小澤マリア嬢を取材した時に、彼女が発した渾身の一言である。TVの深夜番組にもたびたび登場するメジャー級のセクシー美女の発言とは思えない、あまりに強固でもの寂しい響きにゾクッとさせられたとともに、その奥深い魅力を再確認させた一言であった。その魅力を例えるならジプシー娘。転々とさすらう土地土地で愛を燃やし、ため息を共に去っていく情熱の雌。

 この作品では、そんな一期一会の恋を思わせるプレイが詰まっている。素人男たちが次々と彼女の前に現れ、緊張と期待に身を震わせながら尻を突き出していく。彼女は一瞬、ポツンと遠い目をするのだが思い切ったように目の前の男の快感のツボを探し当て、不浄の穴を指でかき回す。

 そんな彼女の攻撃を心待ちに尻を突き出すのは、セックス経験が1度しかないというウブ男、ペニバンファックであへあへと喘ぐコアなM男、アナルのみならずセックスも未経験の真性チェリー等、くせの強いメンツ。その一人一人に対しマリア嬢は、アナルを指で刺激しながら肉棒をシゴキ、ペニバンを男の喉奥までつっこみ、チンぐり挿入で激しく腰を振り、前立腺を刺激しながら背面騎乗位で筆おろしをしていく。その全ては一見、意地悪に見えて愛が詰まっている。

 苦しそうに悶える男の声を聞き、いとおしそうに目を細めては興奮を露わにしていくその姿は、眠れる雌狼の覚醒を思わせた。
(AV評:文月みほ)

 
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◆メーカー:Waap◆品番:ECB-036◆時間:130分◆価格:3980円