元兵庫県警マル暴刑事が明かす!
ヤクザの親分がデビューさせたグラビアアイドル!

兵庫県警を退職後、探偵業を経て、現在は"企業を闇の勢力から守る"危機管理コンサルタントを営む猿田明彦氏。彼が語る業界の知られざる真実の姿とは......。
ヤクザと芸能界は切っても切れん縁がある。昔から売れとる芸能人を囲うて、興業をシノギにしてきたのは周知の事実。今では、世間の批判をかわすために表立っては囲わず、芸能プロをフロント企業にして、芸能人をバックアップする場合がほとんどや。
ところが田舎ヤクザの中には、いまだに芸能に執着しとるところもあって、堂々と芸能人を連れ歩く親分も少なくない。もちろん、そんな芸能人はテレビにも出れんような三流か、昔の演歌歌手と相場が決まっとるんですが。
先日、そんなタイプの旧知の親分さんから、電話があった。この親分には、揉め事の仲裁なんかで何かと世話になっとったんですわ。
「絶対売れる美人の子を囲うたから、雑誌のグラビアとかでモデルをやらそうと思うとんのやけど......」
今、グラビアアイドルを育てようと思うたら、有名な芸能プロの傘下に入って、テレビ局や出版社なども巻き込んで売る以外、絶対売れる道はない。でも、これをヤクザ芸能の黄金時代を見てきた古株の親分さんに説明しても、到底わかってはくれない。
「わかりました、知り合いの雑誌社にあたってみますよ」
と言った手前、どこかの雑誌に出してやらないと義理が立たんから、まずは大手マンガ雑誌の編集者にかけ合うてみた。
けど案の定、「新参のプロダクションの子は、ウチではグラビア組めませんよ」いう返答や。他の週刊誌にもあたってみたが、どこも同じような理由で断られてしもうた。焦ったわしは、エロとヤクザに強い三流月刊誌の編集長に頼むことにした。
「編集長、雑誌で水着グラビア組んでほしいんやけど」
「ウチは基本的にヌードしか載せないんですけど、猿田さんの頼みなら仕方ないですね。そんなにページ数は割けませんけど、お引き受けしますよ」
「恩に着るわ。ありがとう」
数週間後、スタジオに親分とモデルの子が入ってきた。
「この子がウチの第一弾アイドルや。かわいいやろ?」
その子見た途端、全員ひっくり返りそうになりましたわ。出っ歯のお姉ちゃんで、服着とってもガリガリなのが丸わかり。オッパイなんかペッタンコで、水着にするのは痛々しいような女やったんですわ。こんな女の写真出したら、売れとる雑誌も廃刊になりそうなレベル。でも相手が相手だけに、そんなこと口が裂けても言えん。
ところが、さすがはヤクザ記事も扱う編集長や。場の空気を読んで一瞬で開き直り、満面の笑顔で「時間も限られてますんで、さっそく始めましょう!」言うて、カメラマンに指示してバシバシ写真撮り始めた。
「ねえ、パパ~、この水着、ちょっと小さかったみた~い」
「大丈夫だよ、美久。かわいいよ。なあ猿ちゃん?」
何のことはない、親分の愛人であることがバレバレや。ええ年こいて若い愛人できたから、デビューさせよういうことやけど、とんでもない話や。
わしは、編集長をスタジオの隅に引き込み、小声で詫びを入れた。
「猿田さん、もう仕方ないですよ。今はパソコンでいくらでも画像処理できますから、何とかします」
翌月、その雑誌には、画像処理され過ぎて、サイボーグみたいに写った美久ちゃんが載っとった(笑)。
猿田明彦(さるた・あきひこ)
1948年生まれ。『株式会社タイガー』代表取締役。高校・大学時代はラグビーに青春をささげ、大学卒業後は兵庫県警に勤務。交通課・捜査四課(暴力団、総会屋担当)などを経て退職。探偵業を経て、現在は"企業を闇の勢力から守る"危機管理コンサルタントを営む。『週刊実話』(日本ジャーナル出版)で、『元兵庫県警マル暴刑事の裏事件ファイル なにわ交渉人猿』を連載中。
早くテレビドラマ化を!
【関連記事】"ゲードル"杏野はるなに殺害予告! スレッド大炎上の真相を直撃インタビュー!!!
【関連記事】妹系アイドル新時代! 松下美保インタビュー!!
【関連記事】人妻はなぜ擬似恋愛が好きなのか?





















